Integral Japan Mail Magazine Vol.29

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           Integral Japan Mail Magazine
             No. 29 (2009/09/20)
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-----INDEX--------------------------------------------------
【1】インテグラル・ジャパン・メンバーの活動のご紹介
     〜グリーン・マーケットプレイス・フォーラム〜
【2】鈴木 規夫によるインテグラル・コーチング・エッセイ
【3】イベントのご案内
【4】編集後記
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皆様、こんにちは。今号では、メイン記事を二つお送りします。一つは、イン
テグラル・ジャパンの取締役である、チャド・スチュワートが参加している活
動「グリーン・マーケットプレイス・フォーラム」のご紹介、そして、もう一
つは、代表・鈴木 規夫によるコーチングに関するエッセイです。

インテグラル・ジャパン(IJ)のメンバーは、IJでの仕事のほかにそれぞれ専
門分野を持ち、インテグラル・アプローチを応用した取り組みを追求していま
す。チャド・スチュワートは、鈴木 規夫とともに、インテグラル理論に基づ
くコーチング・コンサルティング・セミナーを主に法人のお客様に対して行っ
てきました。また、持続可能性分野の非営利団体・アバウンド
(http://aboundglobal.org)を立ち上げ、在日米国商工会議所では企業の社会
的責任(CSR)に関する委員会の副委員長を務めるなど、多方面にわたって活躍
しています。

代表・鈴木のエッセイは、昨今、人材育成や能力開発のツールとしてのみなら
ず、効果的なコミュニケーション手法の一つとして普及が進んでいる「コーチ
ング」について、インテグラル理論の視点から、改めて考察したものです。真
に効果的なコーチングとは何か? インテグラル・コーチングは何を提供でき
るのか? 詳しくは本文をお読み下さい(千葉)。

【1】インテグラル・ジャパン・メンバーの活動のご紹介 〜グリーン・マー
ケットプレイス・フォーラム〜

9月30日に開催される在日米国商工会議所主催のグリーン・マーケットプレイ
ス・フォーラムをご紹介します。このイベントには、企画・運営の両面にわた
り、インテグラル・ジャパンのチャド・スチュワートが参加しており、関係者
と共に今後の持続可能な社会を構築していくための可能性を探求します。

在日米国商工会議所(ACCJ)主催
グリーン・マーケットプレイス・フォーラム(Green Marketplace Forum)
未来の建物・交通・生活と二酸化炭素削減目標のビジネス機会

特別スピーカー:
・中田 宏:前横浜市長(フリーエージェントとして初のスピーチにな
ります)
・ポール サンズ:ヴァージン アトランティック航空ゼネラル・マネー
ジャー
・藤井 清孝:ベタープレイス・ジャパン代表取締役社長
・二酸化炭素削減目標を巡る日本政府の新たな政策や、それらがどのよ
うにビジネス環境を形成するのかに関する米国政府の専門家の見解

参加型 "ステークホルダー・ダイアローグ" セッション:
様々な個人や企業との出会いを通じ、ビジネス機会を広げ、促進するチャンス
です。また、二酸化炭素削減目標を巡る新たな政府政策や、それらがどのよう
にビジネス環境を形成するのかといった議論に加わる機会をご提供します。

日時および会場:
日時:9月30日(水)9:00−18:30
会場:フォーシンズホテル椿山荘(東京)
地図: <http://www.fourseasons.com/tokyo/directions_and_map.html>
<http://www.fourseasons.com/tokyo/directions_and_map.html>

参加費(いずれもランチバイキングを含みます):
【午前の部】会員:7,000円 / 一般:8,000円
【午後の部】会員:7,000円 / 一般:8,000円
【終  日】会員:10,000円 / 一般:11,000円

参加申込およびキャンセルについて:
連絡先:mkondo@accj.or.jp(近藤美咲)
締切:9月25日(金)17:00

主催:CSR委員会、建築・建築・不動産委員会、アメリカンオートインダスト
リー委員会、環境委員会

注記:当フォーラムの様子は記録され、写真およびビデオ映像で公表されるこ
とがあります。

イベント概要:
グリーン・マーケットプレース・フォーラム(GMF)は、インタラクティブ形
式(参加型)のイベントです。私たちのライフスタイルに密接に関わり、また
脱炭素社会の実現に向けた取り組みによる多くの変化が生じている "グリー
ンデザイン(設計)/ビルディング(建築)"および"グリーンモビリティ(
運輸)/トランスポーテーション(交通)" の将来動向・ビジネス機会を探
求します。GMFは、仕事や生活の中心的な位置を占めるこれらのテーマにおい
て、対話から行動へと移行するプロセスを提供致します。参加者は政策決定者
や思想的指導者、また組織のリーダーやイノベーター、起業家といった方々の
声を聞き、交流します。

フォーラムの流れ:
オープニング・参加者紹介
開式の辞:アラン・スミス(ACCJの会長)と パトリシア・ベイダー・ジョン
ストン (CSR議長)
基調講演:二酸化炭素削減目標を巡る日本政府の新たな政府政策や、それらが
どのようにビジネス環境を形成
するかに関する米国政府の専門家の見解
パネルディスカッション(1):グリーン建築
ステークホルダー・ダイアローグ

昼食

基調講演:中田 宏 前横浜市長
パネルディスカッション(2):グリーン運輸/交通
ステークホルダー・ダイアローグ
ステークホルダー・ダイアローグ報告

パトリシア・ベイダー・ジョンストン(議長)
エリザベス・ハンドバー、ローウェル R. A.シェパード、チャド・スチュワー
ト、ヴィヴィアン・トカイ(CSR委員会副議長)

参加登録方法:
<http://member.accj.or.jp/> にアクセスし、IDとパスワードを入力してログ
インしてください。

お問い合せ:ACCJ事務局・近藤 美咲
Tel:03-3433-8543
eメール:mkondo@accj.or.jp
Fax:03-3433-8454(MK)

【2】鈴木 規夫によるインテグラル・コーチング・エッセイ

過去数年ほどのあいだに、国内においても「コーチング」(coaching)が、個
人の能力開発や組織の人材育成のための効果的な方法として、ひろく認知され
るようになりました。実際、多数の企業組織において積極的に活用され、能力
開発と成果創出の両領域において効果をあげることに成功しています。

しかし、同時に、コーチングというものがこうして広範に利用されるようにな
るなかで――また、多数の提供者により提供されるなかで――その限界や盲点
を指摘する批判的な意見も聞かれるようになりました。実際、個人的にも、自
らの所属組織においてコーチング・トレイニングが実施され、それに参加した
のだが、その内容のつまらなさに落胆したという意見を多数の組織人の方々か
ら頻繁に聞くようによりました。その意味では、過去数年のあいだにつづいた
「コーチング・バブル」は、今、確実に終焉しつつあるということができると
思われます。

このコーナーでは、こうした状況について検討しながら、そうした終焉をひき
おこした要因とはいかなるものであるのか、そして、そうした要因を克服する
、真に効果的な「コーチング」とはいかなるものであるのかを探求していきま
す。

*「今」という瞬間が全て? (上)

"Here and Now"ということばがあります。これは、今、この瞬間に目の前に
存在する状況こそが重要なのであり、そこに自己の全てを傾注することが重要
であるという発想です。過去と将来についてあれこれと思い悩むのではなく、
今、自己にあたえられているこの瞬間を大切にするようこころがけることを重
視する価値観ということもできるでしょう。
コーチングのトレイニングにおいては、こうした価値観にもとづいて、日常生
活や業務活動において、今、目のまえにいる「他者」(例:顧客・上司・同僚・
部下)とのコミュニケーションに全意識を傾注するためのトレイニングが行わ
れます。とりわけ、「傾聴」(active listening)といわれる技術は、こうし
た価値観にもとづいて、特に強調されるものといえます。傾聴のトレイニング
では、参加者は他者の発言を効果的に傾聴をするための具体的な技術(「頷
き」・「パラフレイズ」等)を習得するために練習をすることになります。
しかし、「今」を重視するこうした発想は果たしてそれほどまでに重視される
べきものでしょうか?

確かに、こうした技術はそれなりの効果と価値をもちます。実際、関係者がこ
うした基本的な能力を備えていないために、会議や交渉の場面において、対話
そのものが成立しないという状況をわれわれはしばしば目撃します。そうした
問題が業務活動を深刻に阻害している段階においては、こうした傾聴の技術を
習得することは必須の課題といえるでしょう。今、自己の目のまえにいる他者
を尊重するということ――そして、そのひとの発言と存在にたいして誠実に意
識を開くということ――は、社会人として、そして、組織人としての必須条件
であるといえます。

しかし、コミュニケーションを効果的にするためには、「今」に注意を集中す
るだけでなく、また、「過去」と「将来」を見据える大局的な視野を確立する
ことが重要となります。そして、そうした視野にもとづいて、対話の技術を習
得するだけでなく、対話を効果的に実施するための文脈を確立するための戦略
的に行動することが必要となるのです。そうした文脈を準備する諸作業をする
ことができて、はじめて「対話」を有効なものとすることができるのです(続
く)。

【3】イベントのご案内
シルバー・ウィークが終わると、学びの秋もいよいよ本番。インテグラル・ジ
ャパンのワークショップも、本格プログラムが目白押しです!

*インテグラル・ジャパンの活動の原点:ケン・ウィルバー研究会
(2009年9月26日(土):13:00〜16:00 アトリエ・イフ(世田谷区))
詳細:http://blog.integraljapan.net/?eid=1278596(事前申込は特に必要あ
りません)

*必見! インテグラル・ジャパンの最重要のワークショップ:
ILP BASICワークショップ(2009年10月24日(土)・25日(日)両日とも10:00
〜17:00 BumB東京文化館)
詳細・申込:http://integraljapan.net/info/seminar2009ilpbasic.htm

*お試し参加歓迎:女性のためのインテグラル・ライフ・サークル10月の集ま
り(2009年10月31日(日)13:30〜16:30 アトリエ・イフ(世田谷区))
詳細:http://womensintegrallife.seesaa.net/?1253336056
申込:http://integraljapan.net/info/wilp_info.htm(詳細ページよりジャ
ンプできます)

*初めての方歓迎! オープン・ワークショップ
1) 11月のオープン・ワークショップ
インテグラル・サイコグラフ
(2009年11月1日(日)13:30〜16:30 品川区立総合区民会館きゅりあん)
詳細・申込:http://integraljapan.net/info/seminar2009openworkshop11.ht
m

2) 12月のオープン・ワークショップ
vMeme Stack Analysis 〜スパイラル・ダイナミクス・インテグラル〜
(2009年12月6日(日):13:30〜16:30 品川区立総合区民会館きゅりあん)
詳細・申込:http://integraljapan.net/info/seminar2009openworkshop12.ht
m

ご注意)弊社都合による開催中止の場合を除き、受講料振込後の返金・振替は
承っておりません(振替制度は、現在、インテグラル理論入門講座限定の制度
となっております)。ご予定をご確認のうえ、お申し込みいただきますようお
願いいたします。

【4】編集後記

今回、「グリーン・マーケットプレイス・フォーラム」のご案内を大きく取り
上げさせていただきました。海外では、インテグラル理論を応用したアプロー
チが問題認識や解決の枠組みとして活用されてきているのは既報の通りですし、
日本でも、「自分の専門分野に取り入れてみたい」との声も聞くようになりま
した。今後も、そういう方々のお役に立つようなプログラムを作っていきたい
と考えています(千葉)。

*ご意見、ご感想などはお気軽にどうぞ! info@integraljapan.net
*本メールマガジンの送付先アドレスの変更、及び、配信不要の方は、
info@integraljapan.netまでご連絡ください。

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インテグラル・ジャパン・メールマガジン No. 29
配信日:2009年9月20日
発 行:インテグラル・ジャパン株式会社
http://www.integraljapan.net/
発行人:鈴木 規夫
編 集:千葉 絵里

*無断複製・転載を禁止します
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