Integral Japan Mail Magazine Vol.3

*******************************************************************
                Integral Japan Mail Magazine  
                    Vol. 3 (2008/5/1)
*******************************************************************

-----INDEX--------------------------------------------------------
【1】いよいよ開講! インテグラル理論入門講座
【2】4月の研究会のご報告
【3】5月の研究会のご案内
【4】インテグラル思想研究会 講義録より
【5】他団体イベント紹介
【6】編集後記
-------------------------------------------------------------------

皆さま、こんにちは。こちらでは、ハナミズキやコデマリ、ツツジなどの花が
美しい季節になってきました。ゴールデンウィークですね。インテグラル・
ジャパンのスタッフは、日ごろできない仕事を一気に片付けようという人、新
生活の準備に忙しい人、集中的な瞑想の実践に取り組む人……などなど、思い
思いに連休を過ごしています。勿論、入門講座の準備も着々と進めています。
皆さまにお会いできるのが楽しみです! それでは、メールマガジン第3号をお
届けします(千葉)。

○いよいよ開講! インテグラル理論入門講座
インテグラル理論入門講座がいよいよ今月から始まります。まだ空席がござい
ますので、ご希望の方はお早めにお申し込み下さい。日本で初めて、インテグ
ラル理論を基礎から丁寧に解説する講座です。質疑応答の時間がありますので、
ケン・ウィルバーの本を読んでいて、あるいは研究会に出てみて、「こういうと
ころが分からなかった!」「ここを是非聞いてみたい!」という点も、ご質問いた
だけます。

インテグラル理論入門講座――2008年春期土日コース
日時: 第一回:2008年5月18日(日)13:30−17:30 テーマ:AQAL(個人)
     第二回:2008年6月15日(日)13:30−17:30 テーマ:AQAL(社会)
     第三回:2008年7月20日(日)13:30−17:30 テーマ:実践
場所:大橋会館206会議室

講座内容の詳細および申込方法については、こちらをご覧下さい。
http://integraljapan.net/info/seminar2008spring.htm

なお、受講料のお支払をもって正式受付とさせていただきますので、お支払が
遅れますと、既に申込書をお送りいただいていても正式受付が遅れることがご
ざいます。また、3回通し券の申込は5月16日(金)入金分で締め切ります
(以後の申込は、1回券のみとなります)ので、ご注意下さい。

○4月の研究会のご報告
4月の研究会は、4月19日(土)に開催いたしました。久しぶりにケン・ウィ
ルバーの新刊著作の翻訳が出版されたためか参加者が多く、これまでにない
盛況でした。顔ぶれも、セラピー/カウンセリング関係の方のほか、教育関
係者、エンジニア、コンサルタント、研究職の方、管理職の方、著作業の方
と多岐に渡りました。今回は、『インテグラル・スピリチュアリティ』(松永
太郎訳、春秋社)のイントロダクションを採り上げ、「ウィルバー4」(ウィ
ルバーの理論モデルの名称、最新は「ウィルバー5」)までの重要概念を復習
しました。男性性と女性性について、「Wilber-Combs Latticeとは何か?」
「ヴィジョン・ロジック段階の身体性の統合とはどういうことか?」等々、
ホットな議論が行われました。次回は、いよいよ『インテグラル・スピリ
チュアリティ』の本論に入っていきます。

○5月の研究会のご案内
5月の研究会は、5月25日(日)に開催します。昨年は、10回にわたりケ
ン・ウィルバーの代表作『進化の構造』を取り上げました。今年は、数回に
わたり、ウィルバーの最新の理論モデル(ウィルバー5)を反映する著作で
ある『インテグラル・スピリチュアリティ』を取り上げます。5月はその
第2回となります。インテグラル理論の深化と展開を理解する絶好の機会
です。ふるってご参加下さい。

* 先ごろお送りしたニュースレターでは、開催日時の標記に誤りがありま
した。正しくは、5月25日(日曜日)です。

参考文献:
ケン・ウィルバー、松永 太郎訳(2008)『インテグラル・スピリチュアリ
ティ』(春秋社)第1章〜第4章
鈴木 規夫(2007)「インテグラル・スピリチュアリティの諸条件」
http://www.integraljapan.net/articles/IntegralSpirituality_1.htm

開催日時:5月25日(日曜日)13:00〜16:30
開催場所:品川区東大井きゅりあん 第2グループ室
      (http://www.shinagawa-culture.or.jp/curian/)
      東京都品川区東大井5-18-1
      電話番号:03-5479-4100
      JR/東急線 大井町駅前
参加費用:2,000円
参加資格:どなたでもご参加いただけます。予約は特に必要ありません。
講  師:鈴木規夫Ph.D.(インテグラル・ジャパン株式会社代表取締役)
主催:インテグラル・ジャパン株式会社( http://www.integraljapan.net/ )
協賛:協賛:非営利活動法人 にじの絵のぐ( http://www.nijinoenogu.jp/ )

○研究会 講義録より
−−発達の三つのラインと前・超の虚偽(2)――
(前号より続き)

でも、ウィルバーは、「これだけが発達のラインじゃないですよ」と言っている
んです。

赤ちゃんを自分で産んだ方には、生まれたばかりの赤ん坊ってすごく輝いてい
るように見えたりするという感覚ってあると思うんですね。あるいは――ここ
には、お子さんをお持ちの方もおられるかもしれないし、いない方もおられる
かもしれないけれども――生まれたばかりの子どもたちが持っている純朴さと
いうのがありますよね。子どもたちがいる部屋にいると、何か空間が輝いてい
るような感覚って感じたことがありませんか?

じゃあ、ここにおられるみなさんが輝いてないかというと、そういうことじゃ
ないんですけれども、特に赤ちゃんたちというのは、この自我のラインが、い
わゆる発達心理学の言う形では発達していないんですね。どちらかというと、
言語機能がある程度出来上がったところで初めて自分と他者との峻別ができ始
めるんです。それが出来上がってないときには、自我機能が出来上がってない
がゆえに、自我機能の背後に存在している魂(Soul)が光り輝いて見えるわけ
です。だから、子どもにスピリチュアリティがないかというと、そんなことは
ないんです。また、それは、あらゆる瞬間に常にあるんですね。この、魂のラ
インは常に存在しているんです。ウィルバーは、同時並行で、こういう魂とし
か形容しようのないものが人間の中にはあって、自我の背後で常に息づいてい
るんだと主張をしているのです。だから、例えば、先ほど登場したアサジオリ
とかユングという心理学者は、自我の発達というのは、自我だけに視点を絞っ
ていくと、実はなかなか理解することができない、そして、自我の領域の問題
というのは、時として、自我がその背後に持っている魂の機能との関係性の中
で問題解決をしていかないと解決できない場合もありますよと言っているので
す。そして、ユング派の心理学者というのは、こちら(ライン#1:自我)とこち
ら(ライン#2:魂)の両方を視野に容れたうえで、それらの相補的な関連性の
中で治療するということをします。アサジオリもそうですね。

だから、いわゆるHumanistic Psychologyとか、Transpersonal Psychology
だとか、場合によっては、いくつかの New Age Movementのメソッドという
のも、こういう魂の領域から立ち上がるインスピレーションに着目したりし
ているのです。あるいは、身体に着目するフォーカシング等のソマティッ
ク・セラピーというものは、言語化されるプロセスの中で、意識から排除さ
れてしまう、無意識化されてしまうものを、身体や感覚や直感というものに
着目することによって、自我の成長や治癒に役立てようとするのです。これ
はどちらかというと、西洋心理学の中でもメインストリームではないのだけ
れども、常にある潮流ということができるものです。(続く)(2008年1月の

研究会から)

○他団体イベント紹介
このコーナーでは、国内外のインテグラル・コミュニティ、及びインテグラル
理論と関連の深い分野のイベントをご紹介していきます。

*下記のイベントは、インテグラル・ジャパン株式会社が主催するものでは
ありません。ご参加にあたっては内容をよくご確認の上、ご自分の判断でご
参加いただきますようお願い申し上げます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第1回インテグラル・セオリー会議(J.F.ケネディ大学/インテグラル・
インスティテュート主催) 8月7日−10日 (サンフランシスコ)

ケン・ウィルバーが主宰するインテグラル・インスティテュート、及びインテ
グラル理論の修士コースを提供しているJ.F.ケネディ大学の共催により、イン
テグラル理論に関する初の学術会議が開かれます。Susanne Cook-Greuter博士
をはじめ、インテグラル理論の主要理論家が集い、インテグラル・サイコセ
ラピー、発達評価、インテグラル・フェミニズム、地球温暖化と持続可能性な
どの様々なテーマで討議が行われます。詳しくはこちら
http://www.integraltheoryconference.stirsite.com/page/page/5594264.htm

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「カウンセリング講座」(C+F研究所主催)
第一回5月10日(土)〜11日(日) 10:00〜17:00 半年間 (東京)

C+F研究所では、トランスパーソナル心理学、プロセス指向心理学、カウン
セリングなど、多様なセラピーや心理学の考え方、実践方法を統合し、一
般や企業、経営者などを対象とした講座を開催してきました。この講座は、
カウンセリング・マインドを仕事や日常に活かすための実際的視点から、
本質的で効果的な考え方や手法を精選しています。詳しくはこちら
http://www.transpersonal.co.jp/work/counseling.html

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「エニアグラム入門ワークショップ」(C+F研究所主催)
7月5日(土)〜6日(日) 10:00〜17:00 (東京)

エニアグラムは、9つの性格タイプごとの特徴、世界観、動機、行動スタイ
ル、エッセンス(本質的資質)などについて、驚異的なまでの自他理解をも
たらします。また、可能性を妨げる習慣的思考・感情・行動パターンについ
て、タイプごとに具体的に明らかにします。とくにリソ&ハドソンによるエ
ニアグラムは、性格分類という横軸に、成長のレベルという垂直のレベルを
追加したことにより、ケン・ウィルバーも「心についての真に統合されたモ
デルのひとつ」として、高く評価しています。 詳しくはこちら
http://www.transpersonal.co.jp/work/ennea.html#intro

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ストレスや苦しみからの解放〜バイロン・ケイティワーク」(C+F研究所主催)
4月25日(金)、5月30日(金)、6月27日(土) 18:30〜21:00 (東京)

バイロン・ケイティというアメリカ人の女性は、自分自身の大きな精神的危機
を乗り越えた経験を基に、ストレスや苦しみを生み出す考えや思いこみから自
分を解放するための「ワーク」と呼ぶ方法を生み出しました。現在、それは人
を深く変える力をもつ、新しい画期的な方法として大きな反響を呼び、ケイ
ティは全米のみならず、中東の紛争地域も含めた世界各地でセミナーを開催
しています。詳しくはこちら
http://www.transpersonal.co.jp/work/katie.html

○編集後記
第3号はいかがでしたか? 毎月、研究会に新しい方がお見えになり、メール・
フォームにもご登録が増えています。参加者のバックグラウンドも多岐に渡り、
インテグラル・統合的なアプローチへの関心の高まりを感じています。
日本で、インテグラル理論が理解され、色々な分野に応用されていくことが、
インテグラル・ジャパンのスタッフの願いでもあります。入門講座に続く様々
なイベント・ワークショップを準備中ですが、「こういうワークショップをやっ
てほしい」等、ご要望がありましたら、是非、下記までお寄せ下さい。

*ご意見、ご感想などはお気軽にどうぞ!  ⇒ info@integraljapan.net
*本メールマガジンの送付先アドレスの変更、及び、配信不要の方は、
info@integraljapan.netまでご連絡ください。

********************************************************************
インテグラル・ジャパン・メールマガジン Vol. 3
配信日:2008年5月1日
発 行:インテグラル・ジャパン株式会社
http://www.integraljapan.net/
発行人:鈴木 規夫
編 集:千葉 絵里

*無断複製・転載を禁止します
**********************************************************************
         Copyright (c) 2008 INTEGRAL JAPAN All Rights Reserved