2009年 5月 オープンワークショップ

日常生活に於いて、わたしたちは常に他者との対話をしながら生活をしています。家族との関係、友人との関係、職場に於ける同僚や顧客との関係、そして、さらには、自己との関係に於いても、わたしたちは常にことばを使いながら関係を維持しています。こうした対話を通して、わたしたちは相互に理解しあい、そして、関係を向上するための可能性を探求しあうのです。しかし、対話を通して適確に衝突や葛藤を解決して、関係を創造的に構築していくためには、そのための技法が必要になります。

ケン・ウィルバーの提唱するインテグラル理論に於いては、こうした対話能力を開発するためには、少なくとも機能的能力(competency)と人格的能力(capacity)という2つの領域の鍛錬が必要となるといわれます。機能的能力とは、「傾聴」・「探求」・「主張」等の具体的な技法に代表される、具体的な行動として表現される表層的能力のことを意味します。人格的能力とは、具体的な行動の基盤として個人の認知の枠組そのものを規定する深層的能力のことを意味します。インテグラル(統合的・包括的)な能力開発に於いては、常にこれらの能力の開発に並行的にとりくむことを重視します。それにより、一時的な高揚状態に終わることのない長期的に維持可能な能力の開発が可能となります。

今回のオープン・ワークショップでは、国内・国外の人材開発の専門家により開発・活用されている対話の実践的な方法論を紹介します。具体的には、Action Inquiry(William Torbert)・Integral Inquiry(Ken Wilber)・Action Communication(Chad Stewart)等、今日、一線で活躍するインテグラル関係者の提唱する技法の基礎を練習することになります。

日々の人間関係を質的に改善・向上していくための方法論を求めている方々の参加を御待ちしています。

 

対象者

  • 現在、人間関係の質を向上するための方法として、コミュニケーション能力の向上にとりくみたいと考えている方
  • 家族・友人・同僚等、周囲の関係者を効果的に支援して、彼らの成長を支援するための能力を向上したいと考えている方
  • 困難な課題や問題の解決にとりくんでいる他者を支援するための有効な方法を模索している方
  • 現在、個人として、あるいは、組織人として、日常の様々な場面において積極的にリーダーシップを発揮するための方法を模索している方
  • 自己の成長を促進するために、総合的な対話能力の向上にとりくみたいと考えている方

 

講師プロフィール

鈴木 規夫Ph. D. (インテグラル・ジャパン代表取締役)

東京都出身。California Institute of Integral Studies(CIIS)の博士課程を修了。専攻は、東洋と西洋の心理学(East-West psychology)。2005年より、個人の統合的成長を目的とする実践のプログラム(Integral Life Practice)と組織文化の統合的変容のプログラム(Culture of Leadership Program)というインテグラル理論を基盤としたプログラムの実施に中心メンバーとして参加している。インテグラル・インスティテュートの創立メンバー。現在はInternational Advisory Boardの一員として参加している。

帰国後は、個人の総合的成長の促進を目的とするコーチング・トレーニング――CEC(Capacity Evolution Coaching)――に於いては、インターコネクションズの中心メンバーとして発達心理学の立場から、その開発と実施に参加している。個人の意識構造(「行動論理」)に関する知見にもとづき、多数のクライアントの測定を実施し、その成長に寄与している。

日時・場所・参加費

日時:2009年5月30日(土)  13:30〜16:30(開場13:15)

場所:品川区立総合区民会館きゅりあん第3グループ室  大井町駅(JR京浜東北線,東急大井町線)徒歩2分
http://www.shinagawa-culture.or.jp/

 

参加費: 会員 事前振込2,700円(開催日より2営業日前まで)、当日現金払3,150円
       一般 事前振込3,000円(開催日より2営業日前まで)、当日現金払3,500円

※定員に到達次第締め切ります。なるべく事前にお申込み下さい。
※会員(IJ Members)への申し込みはこちらで受け付けています。      

定員:20名